「楽しむ」と「愉しむ」の違い
うちの経営理念のひとつ目は、「ワクワク仕事を愉しみます!」
この「愉しむ」ということを大切にしている。
辞書で調べると、
楽しむ・・・与えられたこと(物理的に)に対して楽しく過ごすこと。
愉しむ・・・自分自身の気持ち、思いから感じ生まれるたのしい状態。
自分自信の考え方でいくらでも変わるということ。
「楽しむ」というのは、受動的なイメージがあって、「愉しむ」は、能動的。
周りから辛そうとか、しんどそう、あんまりやねと思われてても、
それを愉しむことは、自分次第。
仕事は、人間関係やお客様の要望、仲間との協力やトラブルなど、
いろいろなことを乗り越えて、お客様の笑顔や喜び、達成感、感動に繋がる。
それを面倒くさいとか、もう嫌やな~とか思うんじゃなくて、
仲間と切磋琢磨して、困難を乗り越えて、目標に向かって努力する。
その過程では、うまいこといかへんこともたくさんある。
仲間との意見の違いや、思いがけないミスやトラブル、
「もう、こんなんやってられへん!」とか、「何で自分だけ・・・。」
とか、「こんだけやってんのに・・・。」とか思って投げ出したくなる。
諦めそうになる。何のためにやってるんか、わからへんようになる。
けど、何かのきっかけ、仲間の存在や、ちょっとした言葉、
お客さまの笑顔や、初心を思い出したりして、少しずつ前進する。
投げ出さんと、何とか頑張る。少しだけでも良くなるよう工夫する。
こんな姿勢が、「愉しむ」ってことに繋がってるんやと思う。
渦中では、もう辛いし、どうしてええかわからへんし、嫌になる。
けど、それを乗り越えたところに何か大切なもん、
自分の成長や、仲間との絆、人生に立ち向かう勇気なんかが現れる。
こんなに大きなことばかりじゃないかも知れんけど、
日々の小さな壁を乗り越えて「今」があるのは、確か。
その時々を、仲間との仕事を、自分の踏ん張り・頑張りを「愉しむ」。
これが、うちの「仕事を愉しむ」ということ。
振り返ると、自分はこの感覚を大切にしてきたように思う。
これからも大切にする自分でいたいし、伝えていきたい。