2020年を振り返る-自分編-
自分自身のことを振り返ると、仕事の面ではスタッフがかなり自主的に頑張ってくれるようになり、自分の目指していた形にだんだんと近づいてる氣がします。
なので、以前のように「あれをしないと、これをしないと!」ということが少なくなり、心にかなりの余裕が出来たように思います。考え方の変化と言うか、自分の中で何が本当に大切で、本当に何をしたいのか?ということが大きく変わったようにも思います。
このコロナ禍のもと、お店が閉まり、毎月毎月の赤字が続き、どうしようもない中で頑張ってくれるスタッフの姿、そして応援してくれるたくさんのお客さま、支援してくれる周りの仲間たち、そんな人たちとの関わりの中でたくさんの感動を経験していくと、自分の中での優先順位が知らず知らずのうちに変わっていったように思います。
自分の意見を主張したり、自分の考えを進めたり、自分が主役になったり前に出たり目立ったりすることに興味が無くなったと言うか、そうじゃないものの方が大切なことに氣づいた感じですかね?
何か言葉に表すのが難しいですが、そういったことより、スタッフや周りのみんなをサポートしたり、その人達の意見を尊重したり、それが失敗しても、その経験から成長する姿を見たり感じたりする方がムチャクチャ愉しくなった感じです。以前もそういう感覚はあったんですが、何か恐れとか心配・不安があってそこに対する本氣度が薄かったように思います。
この一年の経験の中で、その恐れや不安を手放せるような感覚が身についたような感覚です。なので、仕事でみんながやることにはあまり口を出さず、ほぼ信頼して任せるようにしています。そして、スタッフも以前に比べてもイキイキと仕事をしてるように感じます。
ほぼみんながいろいろな企画やイベントを考え、実践してその成果を振り返り、次のお仕事につなげています。採用に関してもほとんどみんなが決めてくれています。僕は最後の面接をして、意見を言うだけ。みんなと一緒でその人に対する一票を持っているだけと言う感じです。僕が決めるんじゃなくて、みんなが決めて行動するから自然と責任も感じてるんやと思います。
これは、社長としてええんかどうかわかりませんが、と言うかあまりええことじゃないとは思うんですが、売上を上げること、お店を増やすこと、お金を稼ぐことに関心がかなり薄くなった感覚です。
それよりも、スタッフはもちろん、自分自身も成長することの方がほんまに大切なんやと言うことがストンと心に落ちた感覚です。だから何か心が楽な感覚ですし、感謝することも多くなったような氣もします。
そんなことを言いつつも今年一番頑張った仕事はお金を借りることやったりします。とにかくどうなるか先行きが見えないんで、借りれるだけ借りようとがんばりました。なので、その辺の心配もかなり和らいだのは実際のところです。
プライベートに関しては、武道にハマりまくりました。去年の年末から始めたんですが、毎週三重県熊野まで片道3時間の道のりを通い、剣術と合気道を習っています。2~3か月に一度ある合宿には必ず参加し、普段は近くの公園で朝早くか夜遅くに素振りの練習を繰り返しています。
大阪でも合氣道の道場に通って、毎日のようにお稽古にあけくれてます。この武道も自分にすごく大きな影響を与えてくれてるように思います。本当に小さな積み重ねが大切で、謙虚な姿勢で取り組まないと上達しません。やり始めたばかりなので、ほんまにまだまだ未熟ですが、少しずつ成長してる自分を楽しんでいます。人って、少しづつしか成長しないもんやなぁとも実感しています。
すごく大きな変化があったこの一年、いろいろと大変ではありましたが、こんな状況だからこそ、普段経験出来ないことをすることが出来、そこから普段ではなかなか氣づけないことに氣づけた期間やったと思います。この一年を過ごすことが出来たこと、良かったですし、この経験を今後の人生で必ず生かしていこうと思います。本当にありがとうございます!今後も頑張ります!!