自ら考え、自ら発言し、自ら行動し、自ら反省する。 これが人がやりがいを持ち、成長する過程である。
これは、2012年から尊敬する経営者の方から何度となく学んだ言葉。学んでから7年、やっと本当に理解出来てきたような気がする。やっぱり頭でわかったつもりでいるのと、胸に深く腑に落ちるのとは違うもんである。自分で体験、そして体感しないと、ほんまの納得ってないんやな～とつくづく感じる。
学んだ当初から、スタッフが成長し、自ら動く、そんなチームを創りたいと思っていた。だから何となく権限を与え、任せていた気になってたんやと思う。しかし、振り返ると、実際には口を出し、ほとんどは社長の自分が判断することが多かったんだと感じる。何か相談を受けたら、「こうした方がええんとちゃう。」とか、「それでやっといて。」とか、結局自分が判断することが多く、みんなの考える機会を奪いとってたんやなぁ～と反省するところがある。
今期、15期は本当にみんなが成長し、そして自ら動き、会社やお店を創り上げてもらうために、出来る限り口出しせず、みんなが考える「場」を創っていくと自分で決めた。そして、それを本氣で実践していくと少しずつやけど、いろいろな気づきを得ることが出来た。
みんなとあまり関わりのない部署のスタッフと面談すると、そのスタッフ達の会社やお店に対する愛情に驚かされ、ある意味感動した。彼・彼女たちが活躍できる機会を提供できていなかったことに反省したと同時に、彼女たちが仲間と共に内なる力を発揮することが出来たならば、もっともっと素敵なチームになるだろうと確信した。そういう「場」や、そういう「時間」の共有を創り出すお手伝いをすることが自分の役目だと、つくづく感じる。しっかりせんと！
また、みんなの力を発揮できるようにと、ミーティングや対話の進行をその道のプロにお願いして、今後の業務をどうしていくかをみんなで考え、実践することを決定する時間も取っている。そこでは、自分はほぼ喋らないように心がけているつもりである。（まだまだ口出ししてしまっている感があるけど・・・。）そうすると、面白いことに、いろいろな素敵なアイデアが出てきて、そして本当に実践したい！と言うような顔つきで対話しているスタッフの姿がそこにある。今まで僕が「これやろう！」と言っていた時の雰囲気とはかなり違う。
先日もアルバイトも含めた現場のスタッフと共に、今後の対策を考えるミーティングを行った。進行役を務めていただいた方の醸し出す雰囲気が良かったこともあるが、参画しているスタッフは自分で考え、発言することをすごく愉しんでいたように感じる。今までのように決まったことをやるんじゃなくて、自分達で決めて実践することに喜びを感じてる様子だった。こちらも凄く凄くワクワクした！みんなの成長と言うか、お店を良くしようとか、もっと自分が出来ることをやってみようと言う気概を肌で感じると、とても嬉しかった。
ここ数週間のことやけど、やっとこの感覚を味わえたような気がする。まだまだ出来てることは少ないけど、みんなと共に少しずつ前進してることに、自分を褒めたくもなった。この仲間と共にミライを創れることに本当に感謝する。今後もみんなに活躍してもらい、自分は脇役に徹して見守り支援して、素敵なミライを実現していこうと思う。
