異国で感じる、日本の良さ・素晴らしさ
先日、アメリカに研修旅行に行ってきた。以前数年間住んでいたこともあり、アメリカに行くと、その度にどこか懐かしさを感じる。自分が住んでいたのは、2000年~2003年、ロサンゼルス。今回の訪問もロサンゼルスとダラスで、若い頃の楽しい思い出を噛みしめながらの見学となった。
アメリカの現状の暮らしのこと、街並み、不動産、金融についていろいろと学んだ一週間。本当に勉強になった。やっぱり、日本にいるだけでは、気付かないことがほんまに多い。日本にも外国にも良いことも、良くないと感じることもたくさんある。しかし、実際に行ってみて経験しないと、本当の良さを感じることは、出来ないもんやとつくづく思う。近年、何でもインターネットで調べて、それが真実と勘違いしてる感があるけど、決してそうではない。真実はパソコンの中にはない。自分が体感したり、自分が見たり、人と話したり接したりして感じることがほんまの真実なんやと思う。いつのまにか、簡単に受け取れる情報だけで、世界の全てがそこにあるもんやという風になっていないだろうか?と疑問に感じることもある。
今回のアメリカでもたくさんのことを感じた。やっぱりアメリカは広くていい!道も広いし、空も広い!日本の空の広さとは比べ物にならない。だから自然と心も体も開放的になってしまう。人々のおおらかさや人なつっこさも心地よい。多くの人が陽気だ。これは、ほんまに見習いたいところである。日本に比べると、大人が楽しそうに生きてる気がする。基本的には自分自身、アメリカは好きである。何故かと聞かれると、たくさんのことが思い浮かぶけど、ただ雰囲気が好きだ!というのが大部分であるような気がする。居てて、心地良いというか、何かワクワクする感覚がある。街並みも心地良い。新しく開発してる街にも行ってみたが、何というか調和が取れてて、お洒落と言うか歩くだけで、心が弾む感じ。
そして異国に行くことによって、日本の良さも改めて感じることが出来る。今回ダラス行きの飛行機が欠航になり、ほんまに何回もカウンターに行って手続きをして大変やったけど、その際の手際の悪さは日本では味わえないくらいの悲惨なものやった。
飛行機は遅延遅延の繰り返しでその都度手続きをしたり、最終的に欠航になって、結局10時間も空港で待ちぼうけ。ホテルを用意してくれたけど、次の朝の便の手続きも手際が悪すぎ。前日のミスをカバーしようという意気込みも姿勢も全く感じない。結局朝の便も1時間弱の遅れ。これだけいろんなことが重なってダラスに着くと、一緒の行ってる人の荷物が届かず。なぜか、日本に行ってるらしい。けど、帰りの便に乗る際、ダラスの空港から荷物が出てきた。ほんまにここまで適当なのは、あっぱれ!って感じ。やっぱり日本のサービスは世界一なんやろうと思う。食事もやっぱり日本食がほんまにいい。アメリカの食事は大味でパターンが少なすぎ。日本に生まれて、食から得る幸せは格別なものがあると感じる。
どっちがいい悪いは、その人の考え方によって変わるけど、やっぱり他の国を見て感じて、改めて日本の素晴らしさを実感することが出来る。不満に思うことも、他の国と比べると、それは素晴らしいことに感じるかも知れない。マスコミやインターネットからの情報だけでなく、実体験することの大切さを改めて感じたし、日本に居る若い世代にも感じてもらいたい。