恩を次の世代に引き継いでいく【恩送り】
「恩送り」。この言葉、みなさん、ご存知だろうか?ウィキペディアでは、
「恩送り(おんおくり)とは、誰かから受けた恩を、直接その人に返すのではなく、別の人に送ること。」
とある。僕は、この言葉が大好きだ。もしかすると、「恩返し」よりも好きかも知れない。「恩」というは、人から受ける恩恵で、それはチャンスをくれたり、助けてくれたり、支援してくれたり、そばにいてくれたり、といろいろな形がある。自分自身を振り返ると、かなり運が良い人生を歩んできている。まるで、わらしべ長者みたいな経験がほんまに多くある。その運を運んで来てくれたのも全て「人」である。そして、この「人」は、だいたいの場合、自分より年長者であることが多い。
大学を卒業して入った会社、㈱エスケイジャパンでは、社長が本当にたくさんのチャンスをくれた。社長だけでなく、当時の取締役の方々には言い尽くせないほどの恩を頂いた。社長、取締役の方々、エスケイジャパンという会社が無ければ、「今の自分」は絶対に存在しなかったと思う。そのエスケイジャパンを離れ、アメリカに渡ってからレストランでの仕事を出来たのは、T氏のおかげが大きい。帰国後、ポップコーンの事業を譲り受ける時に奔走してくれたS氏のおかげで今の㈱Dreams、ポップコーンパパが存在するのは間違いない。会社設立の時に応援してくれたK氏の存在もムチャクチャ大きい。
そして、何といっても、うちで頑張ってくれた多くのスタッフたちがいたからこそ、現在のポップコーンパパがある。思い出したら、もう数え切れないぐらいの恩をいただき、「今の自分」があり、この環境が存在する。感謝しても、しきれない。特に年長者、先輩方から受けた恩、チャンスは人生をステップアップしてくれたことが多い。
こういった恩を次の世代に引き継いでいくのが、「恩送り」であり、もしかすると、恩を頂いた人に対する「恩返し」なのかも知れない。多くの恩やチャンスをいただき、若かった頃よりも、立場的にも、人脈も、金銭的にも大きく前進したように思う。何も無かった自分にチャンスを与えてくれ、見守ってくれたからこそ、この人生がある。今度は次の世代に「恩」のバトンを渡す時期に入って来てる。もう僕も今年で46歳。
昔の自分を思い出させてくれるような、ドンくさいけど、不器用ながら一所懸命に頑張る若者、なかなか自分に自身を持つことの出来ない学生、海外からやってきてなかなかうまいこと行ってないけど情熱のある留学生、そんな人を応援していきたい。その実践こそが僕の「恩送り」になる。
少しずつ実践していって、次の世代の後輩たちがまたこの「恩送り」をしてもらえるような行動をしていく。そして、この「恩送り」の素敵な連鎖を後々まで継承していきたい。これって、ほんまに大切な事だと思う!!