アメリカでもらった宝物、“I love your smile”
こんにちは。宮平です!
今回は、僕がアメリカに居た頃の話をしたいと思います。
大学生の頃の夢は、「起業」と「世界一周」!
友人やいろいろな人の影響を受けて、そんな夢を持つようになった。
就活での面接で、この夢を正直に話し、採用してくれたのが、株式会社エスケイジャパンの久保社長。
僕の人生の恩師である。「3年で辞めます」と言う学生の身勝手な夢を本気で受け止めてくれた。
実際に3年半で会社を離れ、渡米。
アメリカに行った理由は、世界一周をするには、英語が必要だから。
しかし、英語を全く話せない僕にとっては、そんなに甘くはなかった。
すぐにマスター出来るやろうと考えてたが、なかなか・・・。
そんな中で働くことになった、日本食のレストラン。
最初はあまりにも英語を話すことが出来ず、バスボーイという、
お皿を下げたり、次のお客様のためにテーブルを整えたりする仕事。
他の日本人がウエイターやウエイトレスをして、お客さまから注文を取ってる姿を見て、本当に羨ましかった。
自分自身が情けなく、何とも言えない気持ちになったりもした。
少しずつ英語が出来るようになって、ウエイターとしてのシフトを週に1回、2回と増やしてもらえるようになった。
日本と違って、アメリカのお客様は、自分でメニューをアレンジする。
僕が働いてたレストランでは、手巻き寿司の酢飯を玄米に代えてとか、鍋焼きうどんのうどんを豆腐に代えてとか、手巻き寿司のご飯抜きとか・・・(つまり、刺身ののり巻き)。
そういった要望を正確にキッチンに伝えて、料理を提供するのが、ウエイターにとって期待される仕事。だから、チップがあると思う!
それをキッチンにちゃんと伝えることが出来ずにバカにされたり、お客様に「今夜のディナーは悪夢だった!」と言われたこともある。
けど、一所懸命に笑顔で仕事を愉しむことを考え、努力した!!
なかなかうまくいかない中、仕事が嫌いにはならなかったものの、情けなく、なかなか自分自身に自信が持てなかった頃、それでも、自分なりに今できることを一所懸命頑張っていた。
アメリカのレストランはテーブルを持ったウエイターがそのテーブルのお客様の注文を取り、そして最後までサーブする。
つまり、テーブルを持ったウエイターがその食事の時間を演出する。
前菜、サラダからメイン、ドリンクのおかわり、デザートと、そのウエイターが絶妙のタイミングでサーブすることにより、食事の時間がそのお客様にとって、素敵な時間になる。
僕自身もなかなかうまくいかない中、自分なりに一所懸命に頑張っていた。
そんな中僕のサーブするテーブルに座ってくれた、カップルがいた。
記憶にあるのは、アジア系のアメリカ人のカップル。
その時は忙しく、僕がどんなサービスをしたか憶えてないけど、
どのテーブルでも英語が得意でない分、笑顔と心遣いは、自分のベストを尽くせるように頑張っていたつもり。
アメリカでの会計はテーブルで行い、カードでの支払いや、伝票を入れたチェックブックにお金を置いていっての支払い。
自分に自信がなく、何とかせんと!と思ってたそんな時にそのカップルの女性がその伝票に書き残してくれた言葉が
“I love your smile”
ホッとしたというか、嬉しさもあり、感激もありで、「見てくれてる人もおるんや!」とすごく、自分を褒めてあげたくなった。
国も言葉も関係なく、伝わることがある!と何かすごく自信をもらえた!
今振り返ると、仕事を一所懸命に取り組む、愉しむことってほんまに大事やし、それは人に伝わり、感動を呼び起こすんやと思う。
この経験は、自分自身にすごく大きな宝物をあたえてくれた!