仕事を愉しむスタッフ「こうちゃん」の驚異の素敵な成長!
こんにちは。宮平です。今日は、Dreamsで仕事を愉しみながら、すごく成長したスタッフ「こうちゃん」のお話をしたいと思います。
こうちゃんは、3年ほど前に、就労移行施設からの実習生として、うちで働いてくれることになった。障がい者手帳の所持者。障がい者と言っても軽度で、普段は本当に健常者と変わらない。と言うか、今まで働いてて、こうちゃんが障がい者と感じることはほとんどない。
前の職場では酷いイジメにあってた様子で、仕事のブランクは数年あったみたい。本社から各店舗に荷物を運んでくれるドライバーを探してて、その移行施設さんに紹介してもらった。実習を始める前の支援の職員さんの心配は、こうちゃんがちゃんと働くことより、ちゃんと仕事に毎日時間通りに出勤してくれるかどうかだった。
最初は朝が苦手とのことで、週2回、朝は10:00出勤。あとの週3日はその移行施設でコンピューターやいろいろな訓練を受けている。はじめは、僕が荷物を積んで、運転して、こうちゃんに助手席に乗ってもらい、仕事の流れを掴んでもらった。それを数回繰り返し、その後はこうちゃんに運転してもらう。それも数回繰り返した後、施設の指導員の方が助手席に乗って、仕事ぶりを見ながらサポートしてくれた。だんだんと慣れてきて、3か月後には一人で行けるように。本当に頼もしく、嬉しく思ったのを憶えている。
一人で仕事が出来るようになると、こうちゃんが「うちに来てない他の日は、何か、そわそわするんです。」って言うてきた。「何が、そわそわするん?」と聞くと、「仕事のことが気になるんです。ほかの日に、ほかの人がやってくれてることが、気になるんです。」って言うんです。凄いなぁ~、仕事のことを真剣に考えてくれてるねんな~と感心しました。「それやったら、週に3回でも4回でも来てええよ。」と伝えると、3日、4日と出勤日が増えてきた。また、その中で、荷物が早く届けば、お店のみんなも喜んでくれることを実感してきたらしく、出勤時間が10:00から9:00、8:00と自ら早く出勤してくれるようになった。ほんまに凄い、凄いと自分事のように嬉しかった。
去年の年始からアルバイトとして、お給料をもらって働いてくれている。今は何と、週5回で出勤は早朝の5:45。毎日始発で来てくれている。周りのスタッフが優しく接してくれたとか、そのスタッフの役に立ってると実感があったとか、僕の出勤が早いから早くきてくれるようになったとか、彼の使命感がそうさせたとか、いろいろなことが重なって、こんな奇跡が起こったんやと思う。けど、その中心にあるのは、こうちゃんが「目の前にある仕事を愉しんだ」からやと思う。最近も日誌にどうやったら荷物を早く的確に運べるかをいろいろと工夫を重ねてることを伝えてくれている。ほんまに素敵なスタッフです。
この間、「こうちゃんは、何で仕事をがんばるん?」と聞いてみた。
「今までの職場と違って、ここではみんなが協力して、チームとして頑張ってるからです。」
と答えてくれた。そのチームの一員として、みんなの役に立ちたいんやな~と、なんか、ほのぼのとした嬉しい気持ちになりました。
頼りになるこうちゃん、これからもポップコーンパパをしっかり支えてもらい、ええチーム、ええお店、ええ会社にしていってもらいたい!