自己の認知活動を客観的に捉える【メタ認知】
この言葉をご存知だろうか？いろいろなところで勉強をして、よくこのことを学んだ。とてもとても大好きで大切な実践である。メタ認知とは、自己の認知活動（知覚、情動、記憶、思考など）を客観的に捉えること（メタは「高次元の」という意味）。イメージ的には、もう一人の自分がいて、自分のことを傍らから客観的に見る視点のこと。
具体例
- 何かを認識している自分を認識している。
- こんな感情になっている自分を認識する。
- 自己対話をしている自分を認識している。
人って、どうしても自分の感情やその場の状況にのめり込んでしまいますよね。もちろん、自分で感じてる感情なんで、そうなるのは、もっともなんですが、それをその感情や思考にとどまるだけでなくて、もう一人の自分をつくって、自分の感じてる感情や思考を認識するのって、ほんまにとても大切。それをすることによって、自分のことを主観だけでなく、第三者として見ることが出来る。つまり、自分がどんな時にどんな感情を感じ、また、自分の判断がほんまに未来の目標達成のために正しいのかを確認することができる。
例えば、自分に「怒り」の感情が表れたとき、その感情に没頭するだけでなく、「ああ、自分は、こんなことが起きると、怒りを感じるんだ」と自分自身を客観的に認識する。「怒り」を抑えるわけでなく、怒りが出てきたら、それの怒りを表現しながら、自分を見つめる。最初はなかなか難しいけど、慣れたら出来るようになってきます。「嬉しい」や「悲しい」、「楽しい」感情の時も一緒。もう一人の自分を作って、自分を見つめる。そして、自分を知る。
前にもこのブログで書いたかも知れませんが、豊かな人生への歩みを妨げる感情が３つあります。「面倒くさい」、「恥ずかしい」と「怖い」。目標を立てたり、何かを思い立ったとしても、この感情が出てきて、後回しにしたり、放ったらかしにしたり、伝えなくてはいけないことを伝えなかったり。この感情を克服して、日々の小さな積み重ねの実践を継続出来ていたら、どれだけ素敵な人生になってたんやろうと思う。
振り返ると、面倒くさいと思って、諦めたり、3日坊主で終わったことは、無数にある。恥ずかしいと思って、きちんと感謝や謝罪を伝えなかったことも多い。怖いと思って、告白せえへんかったり、何かに立候補せえへんかったりして、情けないな～と思ったことも数知れず。。。
そんな感情が出てきた時にするのが、メタ認知。自分のこの感情をまずつかむ。そして、その面倒くさく、恥ずかしく、怖いことをやるメリット・デメリットとやらないメリット・デメリットを考える。そして、やるかどうか、判断する。この「感情をつかむ」という考えが大切。その上で考える。そして、やれば勝ち！やらなければ負け。少しずつ勝ちの数が増えれば、人生は必ず上に向いて進んでいくはず！！
これって、単純やけど、ほんまに素敵な感覚なんです。ぜひぜひ一度試してください。そして、メタ認知の達人になって、克己して、素敵な人生を歩めるようになったら、最幸ですね～～！！
