映画館にポップコーンがある理由とは?【ポップコーンと映画館の関係の歴史】
こんにちは!ポップコーンパパでインターンをしているさえピーです!
今回は当たり前すぎて気づかない疑問を解決したいと思います!映画館に行くと必ずポップコーンがありますよね?映画のお供にポップコーンというのは今では当たり前になっていますが、どうしてそうなったのか気になりませんか?
今回は、ポップコーンと映画の深い関わりの歴史についてご紹介します!
ポップコーンの起源
ポップコーンはネイティブアメリカンやメキシコの先住民が栽培していたブタモロコシと呼ばれる雑草が起源とされています。それが北アメリカに持ち込まれ、急速にアメリカに普及し、手軽なお菓子としてサーカスや縁日などの場によく見られるようになっていきました。しかし、その中でも映画館はポップコーンの持ち込みを禁止していたのです!
映画館への持ち込みNG?
1885年にCharles Cretorさんがポップコーンをつくる移動可能な機械を発明しました。サーカスなどに行く人々をターゲットにして、道ばたで販売を行うことができるようになったのです。このことによってポップコーンはエンターテインメントの場に持ち込みやすくなりました。しかし、その当時映画には音がなく、人々は目だけで楽しんでいました。そのため、ポップコーンを食べる音などで集中がそがれる事を避けたかったのです。また、映画はすべて字幕だったので、映画館は字が読める教養のある人にアピールしていて、館内の床にはきれいなカーペットが敷かれていました。そのため、ゴミになるものの持ち込みを禁じていたのです。
より多くの人が映画を見るように!
映画に音声が加わって、字が読めない人も楽しむことができるようになって門が大きく開かれました。映画を見る人が増えると、それにともなってお菓子の販売で収益を得られる可能性が上がってきました。
隠し持つポップコーン!
1929年、世界恐慌が起こります。現実に嫌気がさした人々は娯楽を求めて映画館に行くようになりました。商人たちは映画館に続く道でポップコーンを販売し始めました。安く手に入るポップコーンは人々にとってちょっとした贅沢品だったのです。映画館に行く人だけでなく、通行人にもポップコーンは親しまれました。しかし、この頃、まだ映画館はポップコーンの持ち込みを認めていませんでした。理由の1つとしては館内に喚起場所がなく、匂いの問題があったことが挙げられています。それでも人々はポップコーンをコートの裏などに隠して持ち込んでいました!ちなみに現在ポップコーンの定番である塩味はこの頃から親しまれていたみたいです。
映画館の救世主ポップコーン
世界恐慌による不況の中でも、映画館はお菓子の力もあり、利益を得ることができていました。しかし、だんだんと経営は傾き始めます。そこで大手の映画館では各店舗にポップコーンのマシンを置くことにしました。しかし、そのうちいくつかの店舗は客層に合わないとしてマシンを置きませんでした。すると、マシンを入れなかった店舗は少しの間に赤字になってしまったのです!このことによって、映画館は生き残って行くためにポップコーンが重要なアイテムだと認め、持ち込みを許したのです。
ポップコーンの時代到来
第二次世界大戦が勃発!これがポップコーンの発展に大きな影響を与えることになります。戦争で砂糖がなかなか手に入らなくなって、キャンディーやキャラメル、ジュースなどは販売が困難になりました。そこでポップコーンの時代がやってきます。塩味やバターが主流だったポップコーンはたくさんの人に食べられるようになっていきました。また、この頃から映画を上映する前にコマーシャルが入るようになりました。ポップコーンのCMが流されるようになると、ますますポップコーンを買う人が多くなりました。こうして、ポップコーンは映画館の定番のお菓子になったのです。
【おまけ】スクリーンに投げつける?
アメリカでは映画が面白くなかった場合にスクリーンにポップコーンを投げつけるということもありました。アメリカらしい気もしますね!
終わりに
ポップコーンの匂いを嗅ぐと真っ先に映画館を思い浮かべる方も多ですよね。それくらいポップコーンと映画館は深いつながりとなって私たちの意識のなかにあるのです。今度おうちで映画を見るときにはぜひポップコーンパパを!映画館にいるような気分になれるかもしれませんよ!歴史を感じると、またひと味違うかも・・・。お待ちしております!