価値の創造とは
先日行った勉強会で、すごくためになる知恵を聞いた。商売をする上で、もっとも大切なことの一つが、「価値を創造すること」。もっと言えば、「多くの人が喜んでお金を手放す価値を創ること」。これが出来れば、商売は、簡単であるとのこと!話を聞けば聞くほど、なるほど!と納得はするものの、この「価値」を見出す視点をきちんと身に付けなければならない。多くの人は、何か商売を始めるとき、モノありき、サービスありきで、それからお客さまを待ったり、探したりするんじゃないだろうか?これって、一か八かの賭け事に似てないだろうか?この方のお話を聞くと、通常の商売で行われてることが、そんな風に感じる。
まず、「価値を創造すること!」当たり前のようで、ほとんどの人が気づいていなかったりする。対象のお客さまが本当は何を求めているのか?こちらが提供する価値は、そのお客さまが求めているものを満たしているのか?ほんまにきちんと考えなければいけないし、これを常に考えていれば、物事はかなりスムーズに進む。
社会貢献ビジネスでは、「お金のもらい方ともらい先」が鍵になるとのこと。社会貢献というくらいやから、その対象はあまりお金に余裕がない方々が多い。そういう方たちから支払ってもらうビジネスは流れが悪い。だから、その方たちのコミュニティにうまく情報提供できるようなコミュニティを作って、そこに大手企業からの広告をして、その企業からお金をもらうといった感じで、お金の出所をきちんと考え、デザインするのが大切。なるほどな~と、つくづく納得した。無理して営業したり、お金にない余裕のない方に何とかサービスを購入していただいたりするのは、流れが悪いし、必ず悪い結果に終わる。「お金のもらい方ともらい先」、考えんとあかんな~とほんまに感じた。
その方が携わってる仕事のひとつに「子連れで行く家政婦」のお仕事がある。子育てにも忙しいシングルマザーが出来る仕事で、結構需要があるらしい。お客さまは、地方に暮らしている定年を迎えた年配の方。自分の子ども達は独立して、孫に会えるのも年に数回。そんなお客様からの依頼が多いらしい。このお客さまが求めているものは、「寂しさを埋めること」。本人は、そうは思ってないかも知れないが、そこに価値を提供しているのが「子連れのシングルマザー」。お母さんが家政婦として、家のお掃除やお手伝いをしている間、お客さんである年配の方々は、子ども達と遊んでくれる。これが、お年寄りにとっては、とても楽しく、心を豊かにしてくれる。依頼も子どもさんの名前でのご指名、「○○ちゃんのお母さんに来てもらって。」と言うらしい。こういう組み合わせと言うか、価値を創造するのが大切。
現状もいろいろな問題があるなか、僕もしっかり考えて、社会貢献できる仕事の価値を創造して、頑張っていこうと思う。