人の可能性の素晴らしさ
最近、人の可能性に触れて、感動することがあった!!泣きそうになった。
うちの会社では4名の障がい者の子達が働いてくれている。3名が男性で、1名が女性。そのうち1人の男性が今年から正社員として頑張ってくれていて、他の3名がアルバイトとして頑張ってくれている。常日頃から学生のインターン生をはじめ、障がい者の職場実習をしょっちゅう受け入れてるので、どんな人でも受け入れて、一緒に頑張る雰囲気は当然のようにある職場である。スタッフが作り出しくれてるそういう空気感は、ほんまに素晴らしいな~と感じてる。
知的障害の子がほんまに素敵な接客をしてレジに立ってるし、他には社内便を朝早くからやってくれたり、ポップコーンの製造をムチャクチャ頑張ってくれてる子もいる。ほんまにみんなの頑張りは凄くて、他の仲間にも良い影響を与えてくれている。彼らのひたむきさは、見習うものがある。
そんな彼らの中でも、なかなか仕事を順調に進めることが出来ない1人の女の子がいた。名前は真理ちゃん。特別支援学校時代からうちに職場実習に来てくれてて、卒業と同時にアルバイトスタッフとして入社してくれた。その前年に晃太という男の子が同じ支援学校からアルバイトとして働いてくれていて、接客の仕事をすごくがんばってくれていたので、真理ちゃんもすぐに活躍してくれるだろうと少し軽い気持ちでいたのかも知れない。女の子で身体も小さいからなのか、うちの仕事に合ってないような感じがする時期が長く続いた。人前に出ると緊張して、上手く話すことが出来ないので、接客はなかなか難しい。だから通販の出荷の業務をやってもらうことにしたけど、送る商品のサイズや数量によって箱を変えたり、きちんと送り先や商品が合ってるかチェックをしなければいけなくて、結構複雑な仕事が多い。真理ちゃんはなかなか慣れなかったみたい。
そして、店頭の接客もあるけど、製造の仕事も多い天保山店へ移動。通販の仕事に比べると、わかり易い仕事が多いと思う。天保山で仕事をし始めて半年ほど。その間にも天保山店の店長とも毎月の面談の中で、真理ちゃんの様子を聞いていた。最初の2~3ヶ月はなかなか難しいところもあったけど、少しずつ少しずつ成長して、仕事を愉しんでるとの報告があり、嬉しく思っていた。ここ最近は、ポップコーンの製造も覚えて積極的に仕事をしていると聞いて、ほんまに~!と感心してた。そして、先日また店長との月一回の面談に天保山店を訪れると、真理ちゃんがキッチンで頑張ってる姿を目にした。彼女の成長ぶりに、心の底からこみ上げる嬉しい感情があった。聞くと、ポップコーンの機械を2台動かしてるとのこと。この作業は、ほんまに大変。頑張って技術を磨いたはず。しかも、空調の関係で天保山店のキッチンはムチャクチャ暑い!顔を真っ赤にして、頑張ってくれてるらしい。
一時は「この子はうちでは、なかなか一人前の仕事は難しいんかな?」と真剣に考え、どないしようかと思ってたこともある。そんな子が、みんなと方を並べて仕事が出来るまであと少しのところまで来てくれた。もちろん、接客とか不得意なところはあるけど、しかし彼女の仕事を頑張ってる姿を見てると、涙が出るくらいに嬉しい。周りでずっと支えてくれた店長やスタッフにほんまに感謝!!
「人の可能性」ってほんまに凄い!!