自分自身への感謝の大切さ
「感謝」が大切だということは、多くの人が知っていることのひとつ。僕も「感謝」は、生きていく中で人生を豊かにしてくれる最も大切なことだとも感じている。
しかし、意外と意識していないのが、「自分自身への感謝」では、ないだろうか?僕も数年前にこのことの大切さを学んだ。日常、自分や自分の身体へ感謝してるだろうか?日々、何事もなく生きていると、この世に「生」を受けたこと、生きていることに対して、いつの間にかというか、何も考えることもなく、存在していることが自分が存在してることが「当たり前」になってしまうもんやと思う。だから人によっては、自分にとって足らないことや要求を他人や周りに求めて、不平不満になったりする。これって、周りに対する感謝がなくて、いつの間にか「当たり前」になってしまっているからなんやろうなと感じる。
周りの人や環境が「~してくれない」、「自分はこれだけやってるのに」、「~さんは、全然わかっていない」とか、自分がにとって都合のいいことが「当たり前」になって、だんだんと自分以外の他人や環境のせいにしてしまう。これって、ついつい陥りがちなことやと思う。自分自身の過去を振り返ってみても、そんな経験がたくさんある。こういう考え方や行動は、決してその人の人生を豊かにすることはなく、良い結果には繋がらなくなってしまう。
他人への感謝も大切やけど、自分への感謝も大切。もしかしたら、もっと大切なもんかも知れません。「自分が満たされてから、周りに対しても考えることが出来る」って言うように、もしかしたら、自分に対して感謝出来るから、周りへの感謝の心も生まれてくるんかも知れんな~と感じたりする。
どういうことかと言うと、この世に生を受けるのは、ほんまに奇跡みたいなもんです。ある人によれば、この世に生まれる確率は、宝くじの一等が100万回連続で当たったくらいのもの。実際に考えてみると、意外な真実に出くわす。両親をさかのぼってみると、とんでもないことに気づく。33代さかのぼるとすると、子どもを産む年齢が25歳として825年。遅く出産する場合もあるから、だいたい1000年ぐらいとしても、その千年の間にどのくらいの命のバトン、つまり、両親が存在してるから「今の自分」が存在するか、考えたことがあるだろうか?自分の親が2人、その2人の親の両親は4人、そのまた両親は8人、これを33代さかのぼると、何人になるだろうか?たった千年。そんなにはるかな昔でもない。その数は何と、「8,589,934,592」!80億を超えるんです!!すごくないですか?自分のご先祖様が80億人以上、ひとりも欠けることなく存在して、子どもを授かったから、「今の自分」が存在する!!これって、奇跡ですよね!
だから、自分自身の存在に感謝、そして自分自身の身体に感謝することって、ほんまに大切やな~と感じる。自分自身が存在することも奇跡やし、この身体があってこそ、生きてる。手足があるからこそ、歩いたり、いろんな物をつかめたり、口があるから食べれたり、会話が出来たり、考えたらきりがないぐらい、「当たり前」と考えてるけど、もしかしたら「当たり前」じゃないことが、多くないだろうか?だからこそ、自分の身体、手足、口やいろんなものに感謝することって大切やと学んだ時、なるほど!と、す~~と心の中に入ってきた。自分自身の存在に感謝できるからこそ、他人への感謝も本物になるんかもな~と感じたりします。
奇跡みたいな確率で生まれてきてくれたこの命、全てが「当たり前」になって不平・不満・愚痴を言うて、しょうもないもんにするより、「感謝」して豊かなもんにしたいなと、日々反省もしながらも、よりよく生きていきたいな~と思ってます。