古民家再生プロジェクト vol.3
以前にご紹介した古民家ですが、夏前に購入して以来、少しずつ少しずつ再生が進んでいます。少しずつといっても、ほんまに微々たる速度で進んでいます。なかなか進まないのが現状ですが、それを愉しんででいる自分がいてることは、確かです。
なかなか自分の思うようには進まなく、今日は何が出来たんやろう?と考える日も少なくはないですが、だからこそ価値があり、その少しの進歩が感動に繋がるんやろうなぁと感じています。
最近頑張っていることは、家の周りの森を切り開いて、光を入れ、「場」を整えています。細い木や竹などを伐採して、その伐採した木を燃やし、心地良い空間にしていってます。家の方はまだ手付かずなんですが、まずは周りの環境を出来るだけ整えたく思って、現在は奮闘しまくっています。
山や森には杉や竹がもう溢れんばかりに生えていて、光が入らないし、人が歩くのもなかなか難しい状況。ここに人が住んでいた頃は、丁寧に整えられて、きっと今よりずっと、人と自然との共存が心地良く調和していたんやろうと想像出来ます。
人が住まなくなって、数十年の間に森は放ったらかしになってしまい、雑草も生え放題になってます。石垣の階段もあるんですが、初めはその存在すらわからず。雑草を刈り、邪魔になる気を切ったりして、やっとその姿が現れました、何年ぶりかに階段としての姿を復活させた感がある。こういうのって、ほんまに嬉しいんですよね。何とも言えない達成感があります。
裏山もほんまにたくさんの木が生えすぎて、人が通るのが怖いぐらいでしたが、かなり切り開いて、だんだんと整っていってます。特に大きな木以外は伐採し、その伐採した木を更に細かく切断して、それを燃やす。この繰りかえし。木を燃やすだけのことやから、大して時間がかからへんと思ってたら、大間違い。結構時間がかかります。
けど、少しずつその整理が出来てきて、山に光が入り、今までとは見違えた姿になると、ほんまに嬉しい気持ちになります。森の木々たちも何だか喜んでる感じがするんです。少し太い木は薪にするために切断したり、小川に落ちてる木々を拾ったり、地面に落ちてる枯れ木を集めたり。ほんまに超スローな進み具合やけど、何とも言えん充実感があり、不思議な感覚です!何か、自然と共に生きてる!って感覚です!
そうそう、先日はその古民家に電気が通りました!!もう、ムチャクチャ嬉しくて。充電できるし、冷蔵庫も使えるし、明かりはあるし。何か、こんな感覚って、現代の都会では絶対に感じることはないですもんね。電気があって当たり前やし、それがあることに有難みなんて、今まで感じたことも無かったし。この感覚を味わえることが出来て、ほんまに素晴らしいと思う。
今はまだ水道が通ってないんで、水は山の小川から引こうと考えてます。そのためにも裏山を先に整えたいな~と思ってます。水の供給源を確保して、下水の設置を行って、屋根を修理して、床を整えて、畳を敷いて、といろいろやることは、盛りだくさん。スローに心地良く進めていきます。まだまだ時間は相当かかりそうですが、また報告します。楽しみにしていてください。