日めくり第二弾!
うちの日めくりカレンダーが多いのはお話しました!今回は、毎日毎日の日めくりの中で僕が一番好きな言葉をご紹介します。一燈園の西田天香さんの日めくりカレンダーの31日の言葉。
「どうせ死ぬ生命である 一切のために一番よい事をなるだけして死ぬがよい」
この言葉が一番好きだ。自分が実践出来ているかと問われれば、程遠いと答えるだろうと思う。しかし、この言葉を胸に人生を歩んでいきたいと思う心に偽りはないと感じる。「一番よい事」と言うのも、人それぞれに微妙に違うもんです。自分の場合は利他的な選択ということなのだろうと感じる。
短期的でなく長期的な観点から自分や周りの人にとって「よい事」を選択し、自分に偽りなく勇気を持って行動することが、それにあたる。現代に蔓延している利己主義的な考え、「今だけ、金だけ、自分だけ」というものにとらわれずに、自分の心が喜ぶ、そして、明るい未来に繋がる行動が出来ているかと考える必要がある。
「生命」を軽く考えている訳ではないが、この世の中でのただ一つの真実は、「この世に生まれてきたものは、必ずこの世から去る」ということ。これは全てにとって自然の摂理であり、法則でもある。人間のそれは、長くて80年~100年。振り返って、「人生がええもんやったなぁ。」と言えるもんにしたい。そのために必ず胸の奥に持っておかんとあかん考えやと思う。
この日めくりは、31日。西田氏はあえて31日にこの言葉を置いたんとちゃうかな?見ない月もあり、久々に目に入ると、心に響く一文である。この生命をええことに使いたい。